御手上(読み)おてあげ

精選版 日本国語大辞典 「御手上」の意味・読み・例文・類語

おて‐あげ【御手上】

  1. 〘 名詞 〙 ( 降参のしるしに両手を上げるところから ) どうにもしようがなくなること。打開方法がなく、途方にくれること。また、無一物になること。破産
    1. [初出の実例]「京と諸国とを結ぶ七つの口が徒党によって全部閉されて、侍所でもお手あげだといふのです」(出典:しん女語りぐさ(1965)〈唐木順三〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android