御秘蔵(読み)ごひぞう

精選版 日本国語大辞典 「御秘蔵」の意味・読み・例文・類語

ご‐ひぞう‥ヒザウ【御秘蔵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。古くは「ごひそう」 )
  2. 大切にして、しまっておくことをいう尊敬語。また、そのもの。
  3. 特定目下の者を特にかわいがり、大事にすること。また、その対象。特に、貴人の寵愛する妻、妾、小姓などをいう。秘蔵。
    1. [初出の実例]「武家御父子中悪事、徳大寺姫君事故也、准后御秘蔵也」(出典:大乗院寺社雑事記‐文明一三年(1481)二月一一日)
  4. 女陰異称
    1. [初出の実例]「御ひさうのせばき事それゆへふう味かんろのごとし」(出典:浮世草子・色里三所世帯(1688)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む