御膳汁粉(読み)ゴゼンジルコ

精選版 日本国語大辞典 「御膳汁粉」の意味・読み・例文・類語

ごぜん‐じるこ【御膳汁粉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごぜん」は上等の意 ) こしあんを溶かして、餠(もち)を入れた上等の汁粉。⇔田舎汁粉
    1. [初出の実例]「普通なるは御膳汁粉(ゴゼンシルコ)・田舎汁粉とす」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「御膳汁粉」の解説

ごぜんじるこ【御膳汁粉】

あずきのこしあんで作った汁粉。◇主に関東でいう。関東の「御膳汁粉」を関西では単に「汁粉」、関東の「田舎汁粉」を関西では「ぜんざい」ということが多い。「御前汁粉」と書くこともある。⇒田舎汁粉

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の御膳汁粉の言及

【汁粉】より

…アズキ以外の豆や白玉だんごなどを使うこともある。ふつう,こしあんを用いたものを御膳汁粉,皮をとらぬ粒あんのものを田舎汁粉,砂糖煮のアズキ粒をこしあんに加えたものを小倉汁粉と呼ぶ。これらを冷やしたり,氷を入れたりして,冷やし汁粉,氷汁粉にすることもある。…

※「御膳汁粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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