御荷物(読み)オニモツ

デジタル大辞泉 「御荷物」の意味・読み・例文・類語

お‐にもつ【御荷物】

持ち主を敬って、その荷物をいう語。「お荷物をお持ちいたしましょう」
荷物2」に同じ。「仲間お荷物になる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御荷物」の意味・読み・例文・類語

お‐にもつ【御荷物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 持ち主を敬って、その荷物をいう語。
    1. [初出の実例]「おやもう御荷物(オニモツ)の仕度をなすったんですか」(出典行人(1912‐13)〈夏目漱石友達)
  3. 負担と感じられる邪魔なもの。厄介者
    1. [初出の実例]「御荷物が居なく成って宜(よ)いと云ふので翼(はね)を伸して」(出典:落語明烏(1892)〈三代目春風亭柳枝〉)

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