御衣祭(読み)おんぞまつり

精選版 日本国語大辞典 「御衣祭」の意味・読み・例文・類語

おんぞ‐まつり【御衣祭】

〘名〙
伊勢神宮で、神にそなえる御衣(おんぞ)を奉る行事。毎年五月と一〇月の一四日に行なわれる。神御衣(かむみそ)の祭。
② 愛知県豊橋地方で、四月一一日から一四日まで行なわれた祭礼。伊勢神宮の神御衣の祭の御料を、古来調製した由緒により、元和年間(一六一五‐二四)から明治七、八年まで行なわれた。祭の間、市民機織(はたお)りや裁縫をせず、盛装した町内の娘たちが列をなして市中を練り歩く。

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改訂新版 世界大百科事典 「御衣祭」の意味・わかりやすい解説

御衣祭 (おんぞまつり)

神衣祭(かんみぞのまつり

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世界大百科事典(旧版)内の御衣祭の言及

【神衣祭】より

…また,本祭に付属して神衣奉織始(ほうしよくはじめ)祭,神衣奉織鎮謝祭が行われる。伊勢神宮のほかにも更衣(ころもがえ)祭(賀茂御祖神社,太宰府天満宮など),御衣(おんぞ)祭(熱田神宮,明治神宮など)と称して,この種の祭儀を行う神社は少なくない。厳島神社では御神衣献上式という。…

※「御衣祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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