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御講聞書 おんこうききがき

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世界大百科事典 第2版の解説

おんこうききがき【御講聞書】

《日向記》とも称す。1278年(弘安1)から80年にかけて,日蓮の弟子日向(にこう)が日蓮の法華経の講義を筆録したものと伝えられるが,書誌学的・教学的面から後世の偽撰とされる。室町時代の写本が新曾(にいぞ)(戸田市)妙顕寺にあり,刊年未詳の1本の版本に1500年(明応9)書写を思わせる奥書がある。妙顕寺本に〈上三帖内〉とあるのによれば,元来は3巻か。現存するのは上のみで90ヵ条。中古天台の影響をうけ,本覚思想にもとづく観心主義の傾向が見られるが,同種のものである《御義口伝(おんぎくでん)》よりは,その傾向は素朴といわれ,同書が日興門流内で成立したとされるのに対して,本書は一致派内での成立とされる。

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