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本覚思想 ほんがくしそう

世界大百科事典 第2版の解説

ほんがくしそう【本覚思想】

本覚とは始覚(しがく)に対する語。始覚とは,はじめて〈さとる〉こと,教えを聞いて修行し,はじめて得られる〈さとり〉。しかし,〈さとり〉を体験するのは,本来わが身にさとりがそなわっているからだとして,それを本覚と名づける。本覚,すなわち本来そなえている覚(さとり)に気づかないことを不覚(ふかく)といい,不覚をとりはらうことによって始覚を得られると考えられた。《金剛三昧経》《仁王般若経》に本覚の語がみえ,《大乗起信論》には始覚と本覚との関係が述べられている。

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