御賓頭盧(読み)オビンズル

デジタル大辞泉 「御賓頭盧」の意味・読み・例文・類語

お‐びんずる〔‐ビンヅル〕【賓頭×盧】

賓頭盧の像を敬い親しんでいう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御賓頭盧」の意味・読み・例文・類語

お‐びんずる‥ビンヅル【御賓頭盧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「びんずる」は梵語 ) 賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)像を敬っていう語。賓頭盧尊者は十六羅漢第一で、白頭長眉の相をそなえる。日本では、病人がわずらっている箇所と同じその像の箇所をなでると、病がなおると信じられた。御賓頭盧様。
    1. [初出の実例]「おびんづる地蔵の短気笑って居」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android