白頭(読み)シロガシラ

大辞林 第三版の解説

しろがしら【白頭】

能で、老体の鬼神などに用いる、長い白毛の頭かしら。歌舞伎でも鬘かつらとして使う。

はくとう【白頭】

白髪の頭。しらがあたま。白首。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

白頭 (シロガシラ)

学名:Pycnonotus stnensis
動物。ヒヨドリ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しら‐がしら【白頭】

〘名〙
① 白毛で作った槍の鞘(さや)の先につけるかざり。
※浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)鑓じるし「白がしらのふりかぶろ二本松の城主とかや」

しろ‐がしら【白頭】

〘名〙
① 能楽用語。仮髪の一つ。白毛の蓬髪。普通は本来白髪となるべきもの、および老人の役に用いるが、特殊演出の場合は、常は赤頭(あかがしら)や鬘(かずら)の役であるのをかえて、特に位の重い老体として、これを用いることがある。はくとう。〔運歩色葉(1548)〕
② スズメ目ヒヨドリ科の鳥。全長一八センチメートルぐらい。前頭部は黒で、目の後方から後頭に幅の広い環状の白い帯が入っている。背面は緑褐色で腹は淡い。中国南部からベトナム北部に分布し、日本では少数が八重山諸島と沖縄島に生息する。

はく‐とう【白頭】

〘名〙
① しらがあたま。年老いて毛髪の白くなった頭。また、その頭の老人。白首(はくしゅ)
※続日本紀‐天平宝字二年(758)一〇月甲子「由此、或有白頭一任、空帰故郷潜抱怨歎
※日葡辞書(1603‐04)「Facutôni(ハクトウニ) ヲヨブ」 〔史記‐田敬仲完世家〕
② 白色の頭。
※俳諧・桃の実(1693)「水鳥よ汝は誰を恐るるぞ〈兀峰〉 白頭更に蘆静也〈芭蕉〉」

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世界大百科事典内の白頭の言及

【頭】より

…前髪は額におおいかかり,横は両肩,後ろは身長におよぶ長い仮髪。赤頭(あかがしら),黒頭(くろがしら),白頭(しろがしら)の3種があり,役柄や演出により使い分ける。能の常の演出では,赤頭は神体(《賀茂》《嵐山》など),竜神(《春日竜神》《竹生島》など),天狗(《鞍馬天狗》《是界》など),鬼畜(《小鍛冶》《鵺(ぬえ)》など)に用い,黒頭は童子または慈童(《田村》《大江山》《枕慈童》など),怨霊(《通(かよい)小町》《藤戸》《船弁慶》など),《隅田川》の子方,《邯鄲》《弱法師(よろぼし)》のシテなどに用い,白頭は老体の神霊や鬼畜・霊(《玉井》《竜虎》《恋重荷(こいのおもに)》)などに用いるが,演出意図によって常は(かつら)をつける役が赤頭や白頭をつけたり,同様に赤頭を黒頭や白頭に,黒頭を白頭に変えたりする。…

※「白頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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