御錠口番(読み)おじょうぐちばん

精選版 日本国語大辞典 「御錠口番」の意味・読み・例文・類語

おじょうぐち‐ばんおヂャウぐち‥【御錠口番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸大奥女中役名一つ昼夜、御錠口に勤め、表と奥との受付、取次、および、大奥への時刻報知などをつかさどった役。御口番。御錠口。御錠口衆。
    1. [初出の実例]「拙者は朝日如来次と申す、御錠口番(オヂャウグチバン)でござる」(出典歌舞伎蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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