御香華料(読み)ごこうかりょう

献辞辞典 「御香華料」の解説

御香華料

お香や供花に代えてとの意味合いがあり、仏教の通 夜・葬儀告別式又は法要の際に喪家に対して贈る弔慰金の表書きの献辞(上書き)に用いられま す。古くは各家に伝わる先祖伝来のお香や、自家に咲く花を持ち寄って故人に手向けたことの 名残で、生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部 を負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。※お香と供花に代えてとの意味合いから、別途に供花をする際には用いません。

出典 (株)ササガワ献辞辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android