御馬屋村(読み)みまやむら

日本歴史地名大系 「御馬屋村」の解説

御馬屋村
みまやむら

[現在地名]玉川町御厩みまや

御厩村とも書く。現玉川町西部の山村で、かつら川の上流域を占める。東西に細長く、東は鍋地なべじ村・桂村、南は葛谷かずらだに村・竜岡下りゆうおかしも村、西は野間のまやまうち(現大西町)河内かわのうち(現菊間町)に接する。

正応四年(一二九一)正月一六日付国宣(三島家文書)に「下 伊予国御厩保百姓等所」とある御厩保は当地方のことと思われるが、村名としては天正一九年(一五九一)の御馬屋村検地帳が初見。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)越智郡の項に「御馬屋村 日損所、野山有、林少有」とみえ、高七二石五斗と記す。貞享元年(一六八四)今治藩御改革領内調書では田畑五町八反で、元禄享保(一六八八―一七三六)幕末から明治初期にかけて、わずかの開田がみられるほかは、ほとんど変化のない村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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