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微小硬さ びしょうかたさmicro hardness

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

微小硬さ
びしょうかたさ
micro hardness

試料 (おもに金属) 面の局所における硬さを表わす量で,微小硬さ試験機で測定される。この方法を用いれば,箔やメッキなどのごく薄い層の硬さも測定可能である。ビッカース硬さと原理的には同じであるが,0.490~9.807Nの範囲の小さな荷重でくぼみをつくって測定するため,通常の硬さと区別して微小硬さと呼ぶ。くぼみが小さいので,試料面を鏡面状に仕上げる必要がある。したがって電解研磨面とすることが望ましい。マイクロビッカース硬さやヌープ硬さはこの種の硬さである。

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デジタル大辞泉の解説

びしょう‐かたさ〔ビセウ‐〕【微小硬さ】

工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)の示し方の一。原理はビッカース硬さと同じで、おおむね荷重1キログラム重以下での測定に対して用いられる。肉眼では判別できないほど小さなくぼみを顕微鏡で計測するため、非破壊試験として利用されるほか、小さな結晶などでも測定が可能。微小硬度。マイクロビッカース。

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世界大百科事典内の微小硬さの言及

【硬さ試験】より

…ビッカース硬さの特徴は荷重の大きさを変えても硬さ値が変化しないことで,これは圧痕の形状が荷重が変わっても相似であることによる。このため,ビッカース硬さでは1gf~120kgfの広範囲の荷重が用いられ,荷重1kgf以下の場合のビッカース硬さをとくに微小硬さという。(3)ロックウェル硬さ試験 アメリカのS.P.ロックウェルが1919年に考案した試験法で,鋼球またはダイヤモンドの円錐を圧子とし,押し込んだときのくぼみの深さh(mm)から硬さを求める。…

※「微小硬さ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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