化学辞典 第2版 「微粉炭燃焼」の解説
微粉炭燃焼
ビフンタンネンショウ
pulverized coal combustion
石炭を約50 μm 以下に微粉砕し,空気と混合してバーナー(微粉炭バーナーとよぶ)により燃焼する方式.現行の大部分の火力発電や大型のボイラーに使用されている燃焼法で,石炭の粉砕性が重要となる.この方式では,微粉炭は1 s に数万℃ の速度で急速に加熱され,熱分解により発生する揮発分にまず着火したのち,チャーの燃焼が進行し,最終的に灰(石炭灰)が残留する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報