微臣(読み)ビシン

デジタル大辞泉 「微臣」の意味・読み・例文・類語

び‐しん【微臣】

取るに足りない臣。微賤の臣。また、臣下主君に対して自分をへりくだっていう語。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「微臣」の意味・読み・例文・類語

び‐しん【微臣】

  1. 〘 名詞 〙 微賤の臣。数えるに足りない臣下。臣下が主人に対して自分をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「微臣荷徳良無力、但寿天基山丘」(出典凌雲集(814)秋晩侍内殿宴〈淳和天皇〉)
    2. 「微臣(ビシン)(いかで)尺寸の謀を以て、強敵の囲を出づべく候らはん乎」(出典:太平記(14C後)一一)

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