微言大義(読み)びげんたいぎ(その他表記)wei-yan-da-yi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「微言大義」の意味・わかりやすい解説

微言大義
びげんたいぎ
wei-yan-da-yi

中国哲学用語。一見なんでもない記述のなかに含まれている奥深く重要な意味,あるいは,微妙な表現のなかに隠されている政教に関する主張,のこと。特に『春秋』についていわれる。本来,『春秋』は単なる事件の記録であるが,そのなかには聖王の道がひそんでいるとされた。それは,『漢書』「芸文志」に「昔,仲尼没して微言絶え,七十子喪びて大義乖 (はな) る」とあるように,仲尼 (孔子) 以後この「微言大義」は絶えたが,彼の作である『春秋』にはそれが含まれていると考えられたからである。特に思弁性の強い春秋公羊学は,この追求に熱心であった。

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