日本歴史地名大系 「徳定遺跡」の解説 徳定遺跡とくさだいせき 福島県:郡山市旧田村町地区徳定村徳定遺跡[現在地名]郡山市田村町徳定阿武隈川東岸の氾濫原上に立地。遺跡台帳には登録されていなかったが、発掘調査以前から耕作中に土器が出土することが知られていた。三〇万―四〇万平方メートルに及ぶ縄文時代後期―平安時代の大規模遺跡。昭和四七年(一九七二)・四九年・五〇年に東北新幹線建設に伴い発掘調査が行われ、竪穴住居跡五六棟(古墳時代後期二九・飛鳥―奈良時代四・平安時代一五など)、溝三条、ピットなどが検出され、縄文土器・弥生土器・土師器・須恵器・石製品(紡錘車・砥石)、鉄製品(釘・紡錘車・刀子)などが出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by