徳寺(読み)けいとくじ

日本歴史地名大系 「徳寺」の解説

徳寺
けいとくじ

[現在地名]船穂町船穂 平石

平石ひらいし山の中腹、標高約一〇〇メートルの地に南向きに立地。水島みずしま灘が一望できる。高野山真言宗、平石山観音院と号する。本尊聖観音。什物に書かれた縁起や「備中誌」によると、大同二年(八〇七)弘法大師開基。古くは慶得寺と称し、寺域に本坊の成就坊のほか、胎蔵坊・金剛坊・東光坊・西光坊・南光坊・北光坊の七堂伽藍、三重塔を擁し、朱印高三五石であったという。長元二年(一〇二九)に全焼したが、寿永元年(一一八二)に再建された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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