徳性院(読み)とくしよういん

日本歴史地名大系 「徳性院」の解説

徳性院
とくしよういん

[現在地名]今市市平ヶ崎 下原

ひらさきの東方、字下原にある。虚空山と号し、天台宗本尊阿弥陀如来創建は天和二年(一六八二)、宝永年中(一七〇四―一一)伝応の中興開基と伝える。境内に高さ二八センチの石地蔵が祀られ、背面に「三月十日道林 ひこ六 弥勒元丁卯」と刻まれている。「弥勒元年」は永正四年(一五〇七)にあたる私年号。彦六ひころく地蔵ともよばれる。もとは平ヶ崎村内の路傍にあったものが、当院に移されたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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