徳永康元（読み）トクナガ ヤスモト

20世紀日本人名事典

徳永 康元
トクナガ ヤスモト

昭和・平成期の言語学者 東京外国語大学名誉教授;関西外国語大学名誉教授。

生年

明治45(1912)年4月2日

没年

平成15(2003)年4月5日

出生地

東京都新宿区

学歴〔年〕

東京帝国大学文学部言語学科〔昭和11年〕卒

主な受賞名〔年〕

勲三等旭日中綬章〔昭和59年〕,チラグ勲章(ハンガリー)

経歴

昭和11〜14年東京帝大附属図書館嘱託、14〜17年ブダペスト大学講師、のち文部省民族研究所所員、26〜50年東京外国語大学教授。この間、45〜47年同大附属図書館長、47〜50年同大アジア・アフリカ言語文化研究所長を歴任。50年より関西外国語大学教授。ハンガリー語学・文学研究の第一人者として知られた。著書に「ブダペストの古本屋」「ブダペスト回想」や、モルナール、バラージュらハンガリー文学の訳書がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

徳永康元 とくなが-やすもと

1912－2003　昭和-平成時代の言語学者。
明治45年4月2日生まれ。徳永重康の子。昭和14年ハンガリーのブダペスト大に留学。26年東京外大教授,47年同大アジア・アフリカ言語文化研究所長。のち関西外大教授。ハンガリー語を中心にウラル諸言語,東ヨーロッパの文学などの研究をおこなった。平成15年4月5日死去。91歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「ブダペストの古本屋」,訳書にモルナール「リリオム」など。

出典　講談社