徳田町(読み)とくだちよう

日本歴史地名大系 「徳田町」の解説

徳田町
とくだちよう

[現在地名]弘前市徳田町

城の東側に位置し、山下やました町から和徳わつとく町に至る道筋町並。東は北柳きたやなぎ町・南柳みなみやなぎ町、西は徒町川端おかちまちかわばた町に接する。

延宝五年(一六七七)弘前惣御絵図(市立弘前図書館蔵)によれば、徳田丁として四〇軒の屋敷割があり、大部分が侍屋敷。「永禄日記」によれば、同七年町内に米蔵が建てられたという。元禄一三年(一七〇〇)の弘前侍町屋敷割(津軽史)には四三軒、うち空家一の侍屋敷がある。宝永(一七〇四―一一)の三の郭住宅移転の際、町内の御用地とされた武家一〇名が足地や屋敷地を下賜されている(国日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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