徴符(読み)ちょうふ

精選版 日本国語大辞典 「徴符」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ふ【徴符】

  1. 〘 名詞 〙 荘園領主荘官年貢などの上納百姓に命ずる文書
    1. [初出の実例]「白符者経清私徴符也。不捺印故曰白符也」(出典陸奥話記(11C後か))

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関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「徴符」の読み・字形・画数・意味

【徴符】ちようふ

前兆

字通「徴」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の徴符の言及

【召文】より

…一般に上級機関が人を出頭させるために発する召喚状。ただし,物を徴集するための徴符を召文と呼ぶこともあった。すでに平安時代の検非違使庁においても召符が使用されたが,とくに中世幕府法の訴訟制度において,被訴者=論人(ろんにん)の出頭を命ずる召喚状がよく知られている。…

※「徴符」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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