心恋(読み)うらごおし

精選版 日本国語大辞典 「心恋」の意味・読み・例文・類語

うら‐ごお‥ごほし【心恋】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙うらごいし(心恋)
    1. [初出の実例]「大魚(おふを)よし(しび)突く海人よ 其(し)が離(あ)れば 宇良胡本斯(ウラゴホシ)けむ 鮪突く志毘(しび)」(出典古事記(712)下・歌謡)

うら‐ごい‥ごひし【心恋】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「うら」は「こころ」の意 ) 心に恋しく思うさまである。また、何となく恋しく思うさまである。うらごおし。
    1. [初出の実例]「宇良胡非之(ウラゴヒシ)わが背の君はなでしこが花にもがもな朝なさな見む」(出典:万葉集(8C後)一七・四〇一〇)

うら‐ごい‥ごひ【心恋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うら」は「こころ」の意 ) 心の内で恋しく思うこと。したごい
    1. [初出の実例]「少女(をとめ)らは 思ひ乱れて 君待つと 宇良呉悲(ウラゴヒ)すなり」(出典:万葉集(8C後)一七・三九七三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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