心様(読み)ココロザマ

デジタル大辞泉 「心様」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ざま【心様】

心のあり方。気だて。性質
情合の深い、―の美しい女になることだろう」〈里見弴多情仏心

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精選版 日本国語大辞典 「心様」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ざま【心様】

  1. 〘 名詞 〙 気立て性格心ばせ心体(しんてい)
    1. [初出の実例]「この婿君は、あしき事をもかしがましくいひ、よき事をばけちえんとほむる心ざまなれば」(出典:落窪物語(10C後)一)
    2. 「あれは手越の長者が娘で候を、みめかたち心ざま優にわりなきもので候とて」(出典:平家物語(13C前)一〇)
    3. 「其本性(ココロザマ)はおろかならねど、自惚(うぬぼれ)原素が多いだけに」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉七)

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