情合(読み)ジョウアイ

デジタル大辞泉 「情合」の意味・読み・例文・類語

じょう‐あい〔ジャウあひ〕【情合(い)】

思いやりや愛情
「兄の声の中に何時にない―を感じました」〈芥川・雛〉
[類語]愛情愛着情けじょう情愛情味人情人情味温情恩情厚情思いやりいつくしみ慈愛仁愛仁恵仁慈仁心じん慈悲あわれみ哀憐同情人らしい人間臭い人間的人間味人間らしい人間性ヒューマニティーヒューマニスティック

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精選版 日本国語大辞典 「情合」の意味・読み・例文・類語

じょう‐あいジャウあひ【情合】

  1. 〘 名詞 〙 人情のぐあい。愛情のありよう。また、思いやりや愛情。
    1. [初出の実例]「民の情合をも知らずして、人を治めんと思は、にがにがしきこと也と語られき」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    2. 「あの位な情合(ジャウアヒ)のある男はないと私は実に感心をして居ります」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝一一)

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