情合(読み)ジョウアイ

デジタル大辞泉 「情合」の意味・読み・例文・類語

じょう‐あい〔ジャウあひ〕【情合(い)】

思いやりや愛情
「兄の声の中に何時にない―を感じました」〈芥川・雛〉
[類語]愛情愛着情けじょう情愛情味人情人情味温情恩情厚情思いやりいつくしみ慈愛仁愛仁恵仁慈仁心じん慈悲あわれみ哀憐同情人らしい人間臭い人間的人間味人間らしい人間性ヒューマニティーヒューマニスティック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「情合」の意味・読み・例文・類語

じょう‐あいジャウあひ【情合】

  1. 〘 名詞 〙 人情のぐあい。愛情のありよう。また、思いやりや愛情。
    1. [初出の実例]「民の情合をも知らずして、人を治めんと思は、にがにがしきこと也と語られき」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    2. 「あの位な情合(ジャウアヒ)のある男はないと私は実に感心をして居ります」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android