心誤(読み)こころあやまり

精選版 日本国語大辞典 「心誤」の意味・読み・例文・類語

こころ‐あやまり【心誤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 思い違いをすること。心得違い過失。こころあやまち。
    1. [初出の実例]「心あやまりやしたりけむ、親王(みこ)たちのつかひ給ひける人をあひいへりけり」(出典伊勢物語(10C前)一〇三)
  3. 気分がすぐれないこと。心の平静を失うこと。乱心。こころあやまち。
    1. [初出の実例]「本性はいと静かに心よくこめき給へる人の、時々心あやまりして、人にうとまれぬべき事なんうちまじり給ひける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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