忌数(読み)いみかず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「忌数」の解説

忌数
いみかず

神聖視したり,み嫌ったりするをいう。日本では,その原理には奇数偶数を陰とする中国思想の影響もあるが,習俗のなかでは必ずしも一致していない。奇数は割切れない数として限に継続することを味し,偶数は割切れるものとして無を意味するものと解釈され,忌数とした。このほか4,9などは,などの言葉につながり,忌数とされてきた。また八百万 (やおよろず) の神などは,八の字形から末広がりの意を連想し,聖数としたものであろう。一般には奇数を忌数とすることが多い。

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デジタル大辞泉「忌数」の解説

いみ‐かず【忌(み)数】

忌み嫌われる数。四(死)や九(苦)など。

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百科事典マイペディア「忌数」の解説

忌数【いみかず】

数に神秘性を認め,忌みきらったり神聖視する観念各国にみられる。イスラエルでは7や12を吉数,6を忌数,中国では奇数が陽数で聖,偶数が陰数で忌数とし,特に7をとした。日本では4,9,42を〈死,苦,死に〉などに通じるので忌数とした。欧米では13日の金曜日など13を忌む。

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精選版 日本国語大辞典「忌数」の解説

いみ‐かず【忌数】

〙 忌み避ける数。四(死)、九(苦)などの

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世界大百科事典内の忌数の言及

【数】より

…【秋山 さと子】【荒俣 宏】
【聖数】

[聖数の由来と諸例]
 先に述べられた数の象徴的意味に基づいて吉凶を占う習慣は全世界の民族にみられる。このうち縁起のよい数を聖数,悪い数を忌数(いみかず)と呼び,たいていの場合偶数か奇数かが区別の重要な基準となる。奇数を尊んだピタゴラス学派は,二分割して神(1)の残らぬ偶数を空虚な数とみなした。…

※「忌数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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