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聖数 せいすうholy numbers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聖数
せいすう
holy numbers

宗教的体系のなかで特別な意味をもち,聖なるものを象徴的に表わすために用いられた数。ユダヤ教において特に神聖な数と考えられたものには,次のようなものがある。1-神の唯一性を意味する (申命記6・4) 。3-犠牲として3歳の羊,牛 (創世記 15・9) および3つの祭り (出エジプト記 23・13) など。4-方位あるいは四隅から,完全数とみなされる。エデンの園から流れた4つの川 (創世記2・10) や4つの厳罰 (エゼキエル書 14・21) などがあるが,特に神の名を表わす YHWHの4文字は神聖なものとされる。7-7日間の天地創造などにみられる7は,最も神聖な数と考えられている。安息日およびヨベルの年は,この7に基づく。 10-3と7から成る完全数。十戒 (出エジプト記 20章,申命記5章) などがある。 12-12ヵ月から由来するが,イスラエル部族の数などにみられる。 40-循環数として最も重要。モーセのシナイ山での日数 (出エジプト記 24・18) などがそうである。以上のなかでも新約の時代においては,三位一体を表わす3が特別な意味を有するようになり,また特に『ヨハネの黙示録』では,聖数が象徴的に用いられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいすう【聖数】

象徴的意味や特殊な呪力をもつとされる数。その例は全世界の民族に広く見られる。反対概念である,不吉な数とされる忌数(いみかず)も含め,詳しくは〈数(すう)〉の項目を参照されたい。

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世界大百科事典内の聖数の言及

【数】より

… 13はキリスト教ではとくに災厄の数(13日の金曜日など)とされているが死と再生の象徴でもある。【秋山 さと子】【荒俣 宏】
【聖数】

[聖数の由来と諸例]
 先に述べられた数の象徴的意味に基づいて吉凶を占う習慣は全世界の民族にみられる。このうち縁起のよい数を聖数,悪い数を忌数(いみかず)と呼び,たいていの場合偶数か奇数かが区別の重要な基準となる。…

※「聖数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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