忍草村(読み)しぼくさむら

日本歴史地名大系 「忍草村」の解説

忍草村
しぼくさむら

[現在地名]忍野村忍草

杓子しやくし(一五九七・六メートル)尾根である高座たかざす山の南麓にある。北は鳥居地とりいじ峠で大明見おおあすみ(現富士吉田市)に通じ、北西平山ひらやま峠を越え、桂川を境として上吉田かみよしだ(現同上)に対する。南は富士山麓なしヶ原で、その南東部は山中やまなか(現山中湖村)。村の南東を山中湖に発する桂川が北西流し、流れに沿って八海はつかいとよばれる湧水池群がある。東の内野うちの村から流れる新名庄しんなしよう川が村内で桂川に合流する。文禄―慶長期(一五九二―一六一五)のものと推定される四郡高〆控には渋草村とあり、高二六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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