志水直(読み)シミズ タダシ

20世紀日本人名事典 「志水直」の解説

志水 直
シミズ タダシ

明治期の軍人,政治家 名古屋市長;衆院議員(政友会)。



生年
嘉永2年4月21日(1849年)

没年
昭和2(1927)年4月26日

出身地
尾張国名古屋(愛知県)

経歴
漢学・英語・フランス語・中国語を修める。明治6年陸軍に入り少尉となる。7年大尉に進み、佐賀の乱・神風連の乱・萩の乱・西南戦争に従軍し功を立て勲五等双光旭日章を受ける。11年参謀本部副官となり、同年諜報勤務の将校取締として清(中国)に派遣され、15年帰国、少佐となる。17年大山陸軍卿に随行して欧州歴遊、22年中佐に進む。23年陸軍省高級副官兼参事官となり、25年予備役に編入するが、日清戦争に出征し、歩兵大佐で退役。30年郷里・名古屋市より推されて市長となり市政に当たる。35年名古屋市から衆院議員(政友会)に当選1回。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「志水直」の解説

志水 直
シミズ タダシ


肩書
衆院議員(政友会),陸軍歩兵大佐,名古屋市長

生年月日
嘉永2年4月21日(1849年)

出身地
名古屋

経歴
明治6年陸軍に入隊、歩兵大佐で退役。30年名古屋市長を経て、35年衆議院議員。

没年月日
昭和2年4月26日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志水直」の解説

志水直 しみず-ただし

1849-1927 明治時代の軍人,政治家。
嘉永(かえい)2年4月21日生まれ。明治6年陸軍にはいり,佐賀の乱,神風連の乱,萩(はぎ)の乱,西南戦争,日清(にっしん)戦争に従軍し,歩兵大佐で退役。30年名古屋市長となり,35年衆議院議員(政友会)。昭和2年4月26日死去。79歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android