志波屋村(読み)しわやむら

日本歴史地名大系 「志波屋村」の解説

志波屋村
しわやむら

[現在地名]神埼町大字志波屋字志波屋

背振せふり山地より南に延びた舌状の丘陵地帯で、北は小淵おぶち村、南は竹原たかばる村に接する。

建武二年(一三三五)六月日付の東妙・妙法両寺寺領坪付注文写(東妙寺文書)

<資料は省略されています>

とある。この一帯には古墳が多い。前方後円墳の伊勢いせ塚もその一つ。さらに辛上からかみ廃寺(現東脊振ひがしせふり村)の瓦窯跡は志波屋の野の内弁財天ののうちべんざいてん山に残る。天保七年(一八三六)の御祓配帳(仁比山神社蔵)によると戸数は四九。櫨実が特産物。

村の北西には伊弉諾尊・筑紫広門を祀る広門ひろかど神社がある。さらに村の北に瑞歯女神を祀る水天すいてん神社がある。また貞享二年(一六八五)牧童創建の曹洞宗の洞仙山真竜しんりゆう寺、寛文二年(一六六二)心誉創建の浄土宗の天照山浄円じようえん寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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