応機(読み)おうき

精選版 日本国語大辞典 「応機」の意味・読み・例文・類語

おう‐き【応機】

  1. 〘 名詞 〙 ( 機に応じるの意 ) よい機会に応じて処置すること。臨機
    1. [初出の実例]「失解以来、恒覓応機而不得」(出典法華義疏(7C前)三)
    2. 「旧慣を固守して、応機の才に乏し」(出典:東巡録(1876)〈金井之恭〉四)
    3. [その他の文献]〔蜀志‐郤正伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「応機」の読み・字形・画数・意味

【応機】おうき

機を失わずに行う。魏・陳琳〔東阿王(曹植)に答ふる牋〕君侯高世の才を體し、(せいへい)干將(かんしやう)(ともに名剣の名)のを秉(と)り、を拂(う)つも聲無く、に應じて立(たちどころ)に斷ず。

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