(読み)オウ

デジタル大辞泉 「応」の意味・読み・例文・類語

おう【応〔應〕】[漢字項目]

[音]オウ(呉) ヨウ(漢) [訓]こたえる いらえる
学習漢字]5年
問いや呼びかけにこたえる。「応酬応答呼応
承知する。「応諾
外からの求めや働きかけを受けて動く。「応援応急応戦応対応募応用感応かんおう・かんのう順応じゅんのう即応対応内応反応はんのう
ふさわしい。つりあう。「応分相応
[名のり]かず・たか・のぶ・のり・まさ
難読相応ふさわしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「応」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 7画

(旧字)應
人名用漢字 17画

[字音] オウ
[字訓] こたえる・あたる・まさに

[説文解字]
[金文]
[その他]

[字形] 形声
旧字は應に作り、(おう)声。〔説文〕十下(おう)声とし「當るなり」と訓する。また言部三上を録し「言を以て對(こた)ふるなり」とあって、その字も声に従う。金文に「受(おうじゆ)」、〔書、康誥〕に「應保」とあり、字はもとに従う。は鷹狩りによって神意を問う「うけひ狩り」を意味する字。神の応答を問う意の字である。

[訓義]
1. こたえる。
2. 神意が、卜うものの意と一致する。あたる。
3. うける、したがう、和する、やわらげる。
4. 従うて行為すること、まさに~べし。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕應 コタフ・カナフ・アタル・アツ・アフ・シタガフ・ヨロシ・ココロヨシ・ヒビク・タマフ・ムカフ・マツ・マシ・カタシフ・ベシ・アガル

[声系]
はおそらく應の初文。金文の〔毛公鼎〕に「受」とあるのは応受の意。は鷹狩りで、鷹を膺(むね)に抱き、うけい狩りして神の対応を待つ意。

[熟語]
応唯・応援・応感・応機・応急応挙応許・応験・応口・応試・応手・応受・応酬応詔応縄・応世応接・応戦・応卒・応対・応待・応諾・応当・応答・応分応聘応辟応変・応募・応保・応報・応務・応命・応門・応用・応令・応和
[下接語]
一応・感応・鑑応・供応・応・応・呼応・再応・酬応・順応・祥応・照応・瑞応・相応・即応・対応・適応・答応・内応・反応・報応・和応

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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