日本歴史地名大系 「忠専寺」の解説 忠専寺ちゆうせんじ 秋田県:秋田市金足地区新屋村忠専寺[現在地名]秋田市新屋栗田町新屋(あらや)の西端近く、砂丘地の内側に建つ。真宗大谷派、西光山と号し、本尊阿弥陀如来。正保三年(一六四六)浄西の開基という。また慶長年間(一五九六―一六一五)小野筑後守正行の母が世の無常を悟り、出家して忠専比丘尼となったのが草創とも伝える。宝暦九年(一七五九)の寺社調(新屋図書館蔵)に「久保田九ケ寺道場」とあり、久保田寺(くぼたてら)町の真宗九ヵ寺の総道場として無住の寺であったらしいが、明治に至り新屋の真宗信徒により独立の動きが起こり、明治四二年(一九〇九)許可された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by