日本大百科全書(ニッポニカ) 「怒山」の意味・わかりやすい解説 怒山どさん / ヌーシャン 中国南西部、雲南省西部を南北に連なる山脈。横断山脈の一部を形成し、東側を瀾滄江(らんそうこう)(メコン川)、西側を怒江(サルウィン川)が深い峡谷を刻んで流れる。平均標高は3000メートル以上。山間に怒族(ヌー族)が多く住んでいることから怒山とよばれたと伝えられる。そのほかトールン族、リス族などの少数民族も居住する。これらの民族の多くは河谷で農業を営んでいる。[青木千枝子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例