怒山(読み)どさん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「怒山」の意味・わかりやすい解説

怒山
どさん / ヌーシャン

中国南西部、雲南省西部を南北に連なる山脈横断山脈の一部を形成し、東側を瀾滄江(らんそうこう)(メコン川)、西側を怒江サルウィン川)が深い峡谷を刻んで流れる。平均標高は3000メートル以上。山間に怒族(ヌー族)が多く住んでいることから怒山とよばれたと伝えられる。そのほかトールン族、リス族などの少数民族も居住する。これらの民族の多くは河谷農業を営んでいる。

[青木千枝子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む