怖畏(読み)フイ

デジタル大辞泉 「怖畏」の意味・読み・例文・類語

ふ‐い〔‐ヰ〕【怖畏】

おそれること。おそれ。畏怖
理解の及ばぬことに対する―」〈露伴・魔法修行者〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「怖畏」の意味・読み・例文・類語

ふ‐い‥ヰ【怖畏】

  1. 〘 名詞 〙 こわがってびくびくすること。畏怖。
    1. [初出の実例]「師子吼者、自宣大理怖畏」(出典:勝鬘経義疏(611)序)
    2. 「此の鬼神怖畏(フイ)して忽に逃去ぬ」(出典:太平記(14C後)二四)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐度尚伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「怖畏」の読み・字形・画数・意味

【怖畏】ふい(ゐ)

心におそれる。〔顔氏家訓帰心(も)し天眼らば、其の念念隨つて滅し、生生不斷なるを鑒(み)ん。豈に怖畏せざるべけんや。

字通「怖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android