(読み)フ

デジタル大辞泉 「怖」の意味・読み・例文・類語

ふ【怖】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉) [訓]こわい おじる おそれる
びくびくする。こわがる。「畏怖いふ恐怖驚怖
難読怖気おじけ怖気おぞけ

こわ〔こは〕【怖/恐】

形容詞「こわ(怖)い」の語幹》恐ろしいこと。多く、感動表現に用いる。「おお、―」

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精選版 日本国語大辞典 「怖」の意味・読み・例文・類語

こわこは【怖・恐】

  1. ( 形容詞「こわい」の語幹 ) 恐ろしいこと。多く感動表現の中に用いられる。
    1. [初出の実例]「七日が中に車軸をさして、人種のないやうに際(ふり)ころさんとの御事。おのおのこはやと談合して」(出典浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)一)

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普及版 字通 「怖」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

(異体字)
10画

[字音]
[字訓] おそれる・おののく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は布(ふ)。〔説文十下正字とし、甫(ほ)声。「惶(おそ)るるなり」と訓し、畏怖するような状態をいう。

[訓義]
1. おそれる、おののく。
2. おどす。

[古辞書の訓]
名義抄〕怖 ヲヅ・オソル 〔字鏡集〕怖 ハヅ・イカル/ ハヅ・ヲノノク・オソル・ヲヅ

[語系]
怖・・怕phaは同声。布・甫・白の声を同義に用いることからいえば、これらは恐怖・惶懼のときに発する驚きと恐れの声に由来する、擬声的なものであろう。

[熟語]
怖畏・怖・怖悸・怖遽・怖懼・怖慴・怖懾・怖沮・怖覆怖栗・怖慄
[下接語]
畏怖・懐怖・危怖・疑怖・怯怖・恐怖・驚怖・惶怖・慚怖・愁怖・懾怖・怖・振怖・震怖・戦怖・悲怖・憂怖

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