(読み)レイ

普及版 字通 「怜」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 8画

[字音] レイ・レン
[字訓] かしこい・さとい・あわれむ

[字形] 形声
声符は令(れい)。令は人が礼冠を著け、いて神意を聴く形。その神意をさとることを怜という。〔玉〕に「心に了(さと)るなり」とみえる。初唐ころには(れん)と通用したらしく、〔万葉集〕には当時の用義によって「あはれ・うまし・おもしろ・うらさぶ」のように訓する。「怜」を「あはれ」とよむのは、「可怜()(あはれむべし)」の意である。

[訓義]
1. かしこい、さとい。
2. あわれむ、いつくしむ。
3. よし、よろし。

[古辞書の訓]
名義抄〕怜 アハレブ・カナシブ・オモシロシ・ホコル 〔字鏡集〕怜 カナシブ・ホコル・ウツクシブ・イタム・ヲシム・オモシロシ・カナシ・ススメク・ササメク・サトル・アハレブ

[熟語]
怜賢怜殺怜質怜悧
[下接語]
可怜

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む