デジタル大辞泉
「思い起す」の意味・読み・例文・類語
おもい‐おこ・す〔おもひ‐〕【思い起(こ)す】
[動サ五(四)]
1 思い出す。想起する。「若かりしころを―・す」
2 心を奮い立たせる。気を取り直す。
「少将、御文を見て驚きながら、苦しき心地を―・して参りたり」〈宇津保・嵯峨院〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おもい‐おこ・すおもひ‥【思起】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① しいて心をふるい起こす。気を取り直す。
- [初出の実例]「からうじておもひおこして、弓矢をとりたてんとすれども」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ② 以前に見聞、経験したことを心にうかべる。思い出す。
- [初出の実例]「いまよりはおもひをこせよ我もまたわすれじ今朝のきぬぎぬのそで」(出典:御伽草子・弁の草紙(室町時代小説集所収)(室町末))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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