思惟経済説(読み)シイケイザイセツ

デジタル大辞泉 「思惟経済説」の意味・読み・例文・類語

しいけいざい‐せつ〔シヰケイザイ‐〕【思×惟経済説】

できるだけ多く事実を少ない概念で完全に記述することにより、思惟の労力節約を図ることが科学的認識の根本的原則であるとする説。マッハらによって説かれた。思考経済説

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精選版 日本国語大辞典 「思惟経済説」の意味・読み・例文・類語

しいけいざい‐せつシヰケイザイ‥【思惟経済説】

  1. 〘 名詞 〙 オーストリアエルンスト=マッハの主張した説。科学の機能は経験的事実の記述にのみあるとし、できるだけ多くの事実をできるだけ単純で少数の概念や法則で記述するという思考の節約を、科学のあり方の基本的な原則とした。

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