知恵蔵mini 「急性妊娠脂肪肝」の解説 急性妊娠脂肪肝 妊娠後期に発症し、妊娠を終了させない限り回復せず、急速に肝不全に至る疾患。略称AFLP。極めて稀な疾患だが、重症化すると母子ともに死亡率が高い。妊娠28~40週に倦怠感・食欲不振・悪心・嘔吐・腹痛などの症状が起こり、黄疸・肝機能障害が現れ、診断・治療が遅れると肝不全へ移行。肝不全が悪化すると多臓器障害が発生し、母子ともに、あるいはいずれかが死に至る可能性がある。治療には早期の娩出と母体の集中治療が求められる。 (2013-5-27) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報