恐山火山(読み)おそれざんかざん

最新 地学事典 「恐山火山」の解説

おそれざんかざん
恐山火山

Osorezan volcano

青森県下北半島に位置する火山フロント上の第四紀火山(標高879m)。新第三紀および更新世の火山岩および堆積岩を基盤とする。活動期は約1.46Ma~現在。ただし,約0.08Ma以降も熱水活動が継続している。気象庁の活火山名は恐山おそれざん釜臥山,朝比奈岳など玄武岩質安山岩,安山岩およびデイサイトからなる小型の成層火山,溶岩ドームの火山群が形成された後,火砕物密度流や降下火砕物を伴う火砕噴火が繰り返し発生した。約27万年前には北東山腹に宇曽利カルデラが形成された。カルデラ形成後も火砕噴火が繰り返され,その後は,約8万年前までにカルデラ北東部に剣山などの火砕丘と溶岩ドーム群を形成した。外輪山を構成する各山頂部やカルデラは開析されているが,裾野の火砕物密度流堆積面は原地形を残す。かんらん石含有複輝石安山岩,オージャイトホルンブレンド安山岩およびデイサイトなどからなり,K2Oに乏しい。現在,宇曽利山湖北岸の硫気孔を伴う地熱地帯があり,天明九(1789)年正月に刊行された『東北旅行談』巻之五には「一陽の火おこり猛々焰々と燃え上がり」との記事がある。鶏冠石産出や金の鉱染があり,珪華・砒華などの温泉沈殿物は,Au・Hg・Sb・Asなど重金属を多量に含む。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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