恩顧(読み)オンコ

デジタル大辞泉 「恩顧」の意味・読み・例文・類語

おん‐こ【恩顧】

情けをかけること。よくめんどうをみること。「恩顧をこうむる」「恩顧に報いる」
[類語]恩恵恵み御蔭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恩顧」の意味・読み・例文・類語

おん‐こ【恩顧】

  1. 〘 名詞 〙 目上の者が目下の者に情けをかけること。また、目下の者が目上の者から目をかけられていること。めぐみ。ひいき。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「人の奴たるものは、賞罸はなはだしく、恩顧あつきをさきとす」(出典:方丈記(1212))
    2. [その他の文献]〔韓愈‐奉和武相公詠孔雀詩〕

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