(読み)リン

デジタル大辞泉 「悋」の意味・読み・例文・類語

りん【悋】[漢字項目]

[音]リン(呉)(漢)
物惜しみをする。「悋嗇りんしょく
やきもちを焼く。「悋気

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悋」の意味・読み・例文・類語

りん【悋】

  1. 〘 名詞 〙 嫉妬気持。やきもち。悋気。
    1. [初出の実例]「ふみきたるときは、返事に少りんをまぜてかくべし」(出典:評判記・秘伝書(1655頃)まぶきする事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「悋」の読み・字形・画数・意味


10画

(異体字)
9画

[字音] リン
[字訓] やぶさか・おしむ

[字形] 形声
声符は吝(りん)。吝は悋の初文は悋の異文。みな声義同じ。国語で、嫉妬することを悋気という。

[訓義]
1. やぶさか、おしむ。
2. ねたむ、そねむ、やく。古訓語彙は吝字条参照。

[下接語]
愛悋・遺悋・慳悋・繊悋・貪悋

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android