悪人往生譚(読み)あくにんおうじょうたん

百科事典マイペディア 「悪人往生譚」の意味・わかりやすい解説

悪人往生譚【あくにんおうじょうたん】

殺生食肉などの禁を犯した者でも往生できるとする説話。日本での受容は,10世紀末の慶滋保胤(よししげのやすたね)選《日本往生極楽記》の序に唐の《往生西方浄土瑞応刪伝》を引いて〈牛を屠り鶏を販(ひさ)ぐ者あり。善知識に逢ひて十念に往生せり〉とあるのが早く,日本の話としては11世紀半ばの《本朝法華験記》が10話程度を載せる。後には武士の往生譚が増え,こうした土壌を通して親鸞教義としての〈悪人正機説〉が浮上してくる。→往生伝
→関連項目竜女成仏

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む