悪魔の霊薬(読み)あくまのれいやく(その他表記)Elixiere des Teufels

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悪魔の霊薬」の意味・わかりやすい解説

悪魔の霊薬
あくまのれいやく
Elixiere des Teufels

ドイツの作家 E.T.A.ホフマンの長編小説。2巻。 1815~16年刊。姦通,殺人などの罪悪によごれている血統の末裔に生れた青年僧フランツは,ふとした機会に,かつて悪魔が聖アントニウスを誘惑しようとして飲ませたと伝えられる美酒を手に入れ,それを飲んだために無気味な事件にあう。二重人格を中心に,宗教の世界と神秘的な女性美,現世的な欲情とが交錯している作品。

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