情款(読み)じょうかん

精選版 日本国語大辞典 「情款」の意味・読み・例文・類語

じょう‐かんジャウクヮン【情款・情欵】

  1. 〘 名詞 〙 親しくまじわる気持。よしみ。
    1. [初出の実例]「君只叙寒喧而已。不情欵」(出典空華日用工夫略集‐永徳三年(1383)四月一四日)
    2. 「食畢り主客『スピーチ』を演じ、情歓を尽して、帰るとき已に子夜に近し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔梁昭明太子‐陶靖節伝〕

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普及版 字通 「情款」の読み・字形・画数・意味

【情款】じようかん(じやうくわん)

よしみ。ねんごろ。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)伝〕是れより先、顏之、劉柳の後軍功曹と爲りて潯陽に在り、淵款あり。後、始安郡と爲り、潯陽を經し、日(いた)りて飮す。に、必ず飮してふことを致す。

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