情致(読み)ジョウチ

デジタル大辞泉 「情致」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ち〔ジヤウ‐〕【情致】

おもむき。情趣

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精選版 日本国語大辞典 「情致」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ちジャウ‥【情致】

  1. 〘 名詞 〙 物事に感じておこる心の動き。風情(ふぜい)。おもむき。情緒
    1. [初出の実例]「現今我国の美術たるや、〈略〉内外の情致協和一貫せず」(出典:偽悪醜日本人(1891)〈三宅雪嶺〉醜)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐文学〕

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普及版 字通 「情致」の読み・字形・画数・意味

【情致】じよう(じやう)ち

おもむき。情趣。〔世説新語文学〕袁虎(宏)~嘗(かつ)て人に傭(やと)はれて載(の)りて租す。謝鎭西(尚)、行を經(ふ)。其の夜、江估客上に、詩を詠ずる聲るを聞くに、甚だり。~美して已(や)む能はず。~乃ち是れ袁自ら其の作るの詠詩を詠ずるなり。

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