惆悵(読み)チュウチョウ

デジタル大辞泉 「惆悵」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ちょう〔チウチヤウ〕【××悵】

[名]恨み嘆くこと。
流水の湲湲たるは―の響をなす」〈東海散士佳人之奇遇
[ト・タル][文][形動タリ]恨み嘆くさま。
「―と独り帰って来ました」〈芥川・秋山図〉

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精選版 日本国語大辞典 「惆悵」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ちょうチウチャウ【惆悵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) うらみかなしむこと。なげきかなしむこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「惆悵す春帰って留むれども得ざることを 紫藤の花の下漸くに黄昏たり〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐馮衍伝〕

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普及版 字通 「惆悵」の読み・字形・画数・意味

【惆悵】ちゆうちよう(ちうちやう)

いたみかなしむ。晋・陶潜〔帰去来の辞〕に自ら心を以て形の役と爲す。奚(なん)ぞ惆悵として獨り悲しまん。

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