地球に近づく天体を把握し、衝突を回避して災害を防ぐ活動。近年、国際的に議論が活発化し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も2024年に専門チームを立ち上げた。衝突を防ぐには軌道をずらす方法が有力で、22年には米国の探査機を小惑星に体当たりさせる実験に成功した。29年に地球から約3万2千キロに接近する小惑星「アポフィス」は、惑星防衛の技術獲得につながる観測対象として注目され、欧州宇宙機関(ESA)などが探査を計画している。
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