惑星防衛(読み)ワクセイボウエイ

デジタル大辞泉 「惑星防衛」の意味・読み・例文・類語

わくせい‐ぼうえい〔‐バウヱイ〕【惑星防衛】

天体衝突から地球を守る取り組み。地球に衝突する可能性がある小惑星などの小天体の早期発見監視、なんらかの手段で小天体の軌道を変えて、衝突を防ぐことなど。地球防衛プラネタリーディフェンス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「惑星防衛」の解説

惑星防衛

地球に近づく天体を把握し、衝突を回避して災害を防ぐ活動。近年、国際的に議論が活発化し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も2024年に専門チームを立ち上げた。衝突を防ぐには軌道をずらす方法が有力で、22年には米国探査機を小惑星に体当たりさせる実験に成功した。29年に地球から約3万2千キロに接近する小惑星「アポフィス」は、惑星防衛の技術獲得につながる観測対象として注目され、欧州宇宙機関(ESA)などが探査を計画している。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android